オーストラリア大陸のど真ん中、赤い砂漠地帯に位置するエアーズロック。この国立公園では、原住民アボリジニと観光立国を目指すオーストラリア政府との「交渉結果」が随所に見られます。宿泊施設は、限定されたエリア内の5施設のみ(料金は滅法高い)で、観光場所も、エアーズロックをはじめとする数箇所のみ。しかも「聖地」エアーズロックへの登山にアボリジニは反対しており、随所にアボリジニの意向を汲む(登山しない)よう呼びかけるプレートがあります。たしかに岩の山、しかも急勾配とあって、聖地論争を別にしても、足を踏み外す危険性と風で吹き飛ばされる危険性があります。しかしながら観光地として開発されて以来、観光客は当然に登山をしてきており、平均4%の人命が失われたとのことで、最近では登山口(一箇所のみ)で政府のレンジャーが常時監視を行っており、一定の要件が整った時間のみ登山を許可することとなったようです。昨年の9月下旬に当地に行きましたが、残念ながら強風のため登山はできませんでした。麓で感じる10倍の強さの風が頂上付近では吹いていると聞くと、あきらめざるを得ず、自分はアボリジニの意を汲んで登山しなかったのだ、と自分に言い聞かせながら帰路につきました。
本年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
Post a Comment