ロングテールの定義について抑えておくとします。
ロングテール(The Long Tail)は最初、オンラインDVDレンタル店の米Netflixやアマゾン.comなどの特定のビジネスモデルを説明するために米Wired誌の記事で同紙編集長であるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)によって提唱された。尚、欧米では一般的にキャピタル表記でThe long Tailと記述されていることが多い。また日本では、ロングテール効果、ロングテール現象、ロングテール論として紹介されることもある。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
さて、Chris Andersonの原文では、
Forget squeezing millions from a few megahits at the top of the charts. The future of entertainment is in the millions of niche markets at the shallow end of the bitstream.
とあります。
日本の戦後の産業振興期には、まず衣食住の充足を満たせるよう、最低限の生活物資の生産・販売に注力され、戦時体制をそのまま引きずった形の企業戦士がピラミッド型の効率的な組織によりその目標を達成してきたのが、昭和期の概観とすると、その時点で個人という消費者、生活者は存在感が薄く、組織の一員としての行動、価値観の共有が求められていた時代といえるでしょう。
音楽でいえばメガヒット曲を国民が愛して、みんなが野球を楽しむという、いわば価値観の均質化傾向にあった時代、といっていいかと思います。
これに対して、経済が成熟して以来、価値観は多様化し、また、インターネットという技術革新などにより個人レベルで世界の情報を容易に入手できる時代となった今、音楽産業が創り出していたスターや、単一スポーツが話題となることが時代にフィットしなくなってきたといえます。
ロングテールは、まさに個人が主役の時代であることを象徴している現象を表現したものであると理解し、そのロングテールの一人として、皆さんとディスカッションしていければと考えています。
よろしくお願いいたします。
Post a Comment